外は真っ暗!大雨!それでも飛行機はなぜ目的地に着くの?

外は真っ暗!大雨!それでも飛行機はなぜ目的地に着くの?

飛行機が夜や天候不良でも飛べるのはなぜ?

車を運転していても夜や雨の日は走りづらいものです。それが飛行機のようにたくさんの人を乗せた機体となると、パイロットの感じる責任感は計り知れないものになるでしょう。

私たちを安全に目的地へと運んでくれる飛行機ですが、夜間や視界不良の際はどうやってフライトしているのでしょうか。

あたり一面、真っ暗闇での飛行

夜の飛行機はどのように運行されているのでしょう。

車ですと道路にはたくさんの街灯がありますし、電車はレールの上、船には灯台があります。
地上の乗り物と比べ、頼りにするものが極端に少なく感じる飛行機ですが、パイロットは常に管制塔と連絡を取りながら操縦にあたっています。

気象状況の変化や、高度や軌道などをしっかり確認した上で、目的地へと向かっているのです。

自由に見えて自由ではない空の世界

大空を飛ぶ飛行機は縦横無尽に飛んでいるように見えますが、そこにはしっかりとしたルールがあります。それが「エアーウェイ」と呼ばれる航空図。

空にも道路があり、規則もあるということです。

スピードや高度、もしくは通行止めなど、他の飛行機との接触を防ぐことにも活用されています。
夜間や視界不良の中でも飛行できるのは、管制塔がこのエアーウェイから外れないように監視しているからです。

パイロットにはどう見えている?

深夜のフライトも雲に遮られず、街の明かりが見える場合は、うっすらと地平線を肉眼で確認できるそうです。

パイロットになるためには厳しい審査があります。中でも有名なのが視力です。
視力が悪いとパイロットになれないという話を聞いたことがある人も多いでしょう。最近は、コンタクトレンズでの矯正やメガネの着用で対応できる場合は緩和されているという話も聞きますが、やはりパイロットにとって肉眼で判断できるということは大切な要素です。

また、パイロットという仕事の魅力を、コックピットからの夜景だと答える方もいます。

多くの人の命を背負い、重責の中で働くものにしか見えない、絶景が広がっているのでしょう。

天候不良と飛行機

霧に雨、雪など気象状況の変化は飛行機につきものです。上空で天気が悪くなるというよりも、離発着時にこのトラブルは多いようです。気象状況に対して「強い」と「弱い」に分けて考えてみましょう!

まず雨には強いようです。

大雨でも風を伴っていない場合は欠航にすることなく、飛び立てる場合が多いようです。同様に少々の雪も問題になることはありません。
しかし、北海道のように除雪に対応できない空港もありますので、そうなると欠航や他の空港への着陸を余儀なくされる場合があります。

次に飛行機が「弱い」のは霧です。

空港で「霧のため到着が遅れています・運行を見合わせております」といったアナウンスを聞いたことがある方も多いでしょう。離着陸時にパイロットの視界がゼロの場合は着陸できないのです。

同様に雪自体が問題ではなく、吹雪による視界不良が離発着できない理由になることもあります。

霧の滑走路に救世主が

皆さんは「インストゥルメント・ランディング・システム」という装置をご存知でしょうか。長い横文字のため聞きなれない方も多いでしょう。

これは地上の管制塔から視界不良のパイロットに対して、進入する角度や速度、方向などを指示するものです。頭文字をとり「ILS」と表記されている場合もあります。

このシステムは北海道の釧路空港や九州の熊本空港など、霧の発生が頻繁な空港に設置されています。この機器の導入により、天候が回復するまで上空で旋回することや、他の空港に降りることが少なくなりました。飛行機も少しでも快適に、安全に運行できるようにと日々進化しているのです!